ソファについてのいろいろ話(44)
ソファまわりの色々な事柄について見聞きしたこと、感じたことを綴ってまいります。
よろしくお付き合い下さい。
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第44回テーマ 「 挑戦の記録 CASE02
~ウッドフレーム座クッションファスナー位置改良~ 」
GRAVIRAのソファは見た目、座り心地、安全性など
あらゆる点でより良いものを目指し
その大小に関わらず、
常に改良、開発を行っています。
その一例を「挑戦の記録」として
綴っていきたいと思います。
2回目の今日は、ウッドフレームソファの座クッション。
そのファスナーに関する改良例です。
↓写真は座クッションの裏面です。 以前は、
上の2つの写真のように
座クッション裏の後ろの角にファスナーを付けていました。
しかし、AUTHENTICITYをはじめとする
ウッドフレームソファは、背面のデザインも魅力の一つ。
スリットがあるものは、座クッションが
後ろからも見えてしまいます。
より美しい後姿を追求していく過程で、
問題として浮かび上がったのが、ファスナーの位置。
さっそく、背面からファスナーが見えないようにするための
改良を行いました。
先ほどと同じく、座クッションの
裏側の写真です。
ファスナー位置の変化が分かるでしょうか。
これまでの位置より
少し奥まった場所にファスナーをつけることで、
座クッションの角から
ファスナーが見えてしまうことがなくなり、
木フレームとファブリックの
より美しい後姿が完成しました。
たったこれだけのことだと
思う方もいるかもしれません。
しかし、毎日ソファを作っていると、
「今」が当たり前になってしまい、
気づく余裕や改める勇気が出なくなるものです。
こうしてより美しくなった
ソファを目の前にすると、もっといいものを
作りたいという気持ちを再確認させてくれます。