ライターが綴るGRAVITA訪問日記(57)
ソファや家具については素人の私が、GRAVITAを訪問し、
気になったこと、勉強になったこと、感動したことなどを記録していきます。
2015年5月19日
GRAVITAソファ新工場のバーチャル見学。
今日は最終回。3階をご案内します。
1,2階の明るい雰囲気とは打って変わって
3階は、ブラインドを下ろしたほの暗い空間。
それもそのはず、ここは、
はるばるイタリアからやってきた生地のための部屋。
直射日光は厳禁です。
今、この倉庫で出番を待っている生地は約500種。
今後も生地が増えることを想定して、
棚やライトのレイアウトを変えられるようになっています。
専用の吊り下げ式の棚に収納して、
自身の重みで毛並みが
損なわれないようにもしています。
今はまだ、棚に少しの余裕も見られますが、
この部屋が生地でいっぱいになる日も
そう遠くはないようです。
数か月間、船底で波に揺られて
GRAVITAソファの工場までやってくる生地は、
その過程でどうしても包装に汚れや埃がついてしまいます。
そこで、新工場の建物に入る前に、梱包をすべて解き、
清潔な状態にしてからこの倉庫に入れ、
オーダーが入ればエレベータで2階に運び裁断。
さらに1階で縫製と、清潔なままで製品になります。
つまり、一度も外の汚れに触れないまま、
お客様のソファカバーやクッションカバーが出来上がるのです。
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3回にわたって見学してきた新工場。
より清潔な製品を
より早くお客様にお届けするための
ファブリックのための空間ができあがったという印象でした。
そして、
何もかもを新しくするのではなく、
木工スタッフ手作りの作業台や事務机が活躍していたところが
使いやすさを手作りする
GRAVITAらしいなと感じました。
はまこ。