工場見学へ行ってきました②
こんにちは
むしむしと暑い日が続きますね。
前回に引き続き、工場見学の際に聞いたウェービングについてお伝えします。
ウェービングがどのようなものか説明しましたが、
張り方がとても重要なようです。
ウェービングはただ伸ばして張るだけでは、
ゴムであるため伸びてそのまま沈み込みます。
そこで、縦横と交互に編み込みます。
この「編む」ことが非常に重要で、
編むことで重なった部分に摩擦抵抗が起き、
体圧分散され、沈みこみを軽減してくれます。
密度・伸縮性の高いネットのようなものだそうです。
沈み込みが少ないとウェービング自体も伸びが減るため劣化を防ぐことにもつながります。
メーカー推奨の張り方はウェービングの幅と同じだけ間隔をあけて、
縦横交互に井の字に編む方法です。
この間隔ですが、編めば編むほど沈まなくなるため、
間隔を狭くしたり、井の字の下に2本クロスさせたりして、
さらにしっかりしたネットを作り、下から押し上げてくれています。
引っ張る力、張る間隔、編み方などを少し変えるたけで座り心地が変わります。
機種ごとにサイズはもちろん、目指す座り心地も違うため、
それぞれに少しずつ張り方を変えています。
そして、 よりよい座り心地を求めていろんな張り方を実験中だそうです。
いつもは隠れていて見えないウェービングですが、
座り心地を決定付ける重要なポイントとなっているんですね。
実際に間近で実物を見ることでとても勉強になりました。
今回の工場見学ではウレタンについてもお話を聞いてきましたので、
また次回お伝えします。お楽しみに。
GRAVITA
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