工場見学へ行ってきました③
こんにちは
昨日は久々に雨が降り気温もかなり下がり過ごしやすい1日となりましたね。
先日の工場見学の際に、
クッションに使われているウレタンについても話を聞いてきましたのでお伝えします。
一言でウレタンといってもいろんな種類のものがあるのをご存知ですか?
よく、密度で50kg/㎥や75kg/㎥などといってはいますが、
同じ密度でも感触がやわらかいものや硬いものなどがあるそうです。
座クッションや背クッション、本体の肘、笠木など部位によって使い分けています。
実はお店にもサンプルがおいてあるのですが、
1種類だけでなく違う密度のウレタンを層にして作られているんです。
機種ごとに密度や重ね方、それぞれの厚みも違います。
最初の感触は柔らかでもしっかり芯があるため沈み込み過ぎず、
長時間座っても疲れないそんな座り心地を作り出しているんですね。
〈Sofa GRVA〉のじんわり沈み込む座り心地や〈ityD〉のやや固めでしっかり支えてくれる座り心地など、
普段は目に見えないところに違いがあるんですね。
丁度、新作ソファのクッション部の製作をしていたのですが、
密度の違うウレタンや厚みを入れ替えて座り比べていました。
少しずつ、変更しながら作りあげるのですが、
微妙な変化を瞬時に判断している姿はまさに職人技という感じがしました。
ウェービング、ウレタン、そしてフェザーとが合わさり、良い座り心地が作り出されています。
お話を聞いていた職人が、「三位一体」と表現していました。
どれか一つではなく、すべてが合わさりあってそれぞれの座り心地が生み出されているのだなと、とても勉強になりました。
もっと詳しく知りたい!という方は是非お尋ね下さいね。
店頭にはサンプルもありますのでご自由にご覧ください。
今回の工場見学ではウェービングとウレタンについて聞いてきましたが、
その他にもたくさんの工程があり使っている部材も様々です。
まだまだ奥の深い話が眠っていそうです。
定期的に勉強しに行く予定ですので、またお伝えします。