ソファについてのいろいろ話(43)
ソファまわりの色々な事柄について見聞きしたこと、感じたことを綴ってまいります。
よろしくお付き合い下さい。
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第43回テーマ 「 スタッフインタビュー ~受付窓口~ 」
前回の「ソファについてのいろいろ話」で取り上げた受付窓口という仕事。
実際に担当しているスタッフから、
ソファが作られる過程を、
少し違った角度から見ることができる話が聞けたので、
皆さんにもご紹介します。
■仕事をしていて楽しいところは?
お客さまやショップ様との窓口となって
直接話をすること。
厳しいご意見を受けることもありますが、
喜びの声やお礼の言葉を聞くと本当にうれしいです。
■心がけていることは?
お客さまから声は製造担当者にも伝えます。
特注品は、単に寸法や素材を指示するだけでなく、
オーダーをする理由や要望までこまかく
私で情報を止めてしまうのではなく、
みんなで共有した方が、それぞれが要望に応えようと知恵を絞るので、
より質の高いものができます。
■難しいなと思うところは?
例えば、木製フレームのアーム部分を
今よりもっと薄く、細くしたいなど、
メーカーとして安全面などの理由から
譲れないことに関する要望が来ることがあります。
その場合は、よく話を聞いて状況を把握し、
時には図面に起こしてみるなどして
納得してもらえるプランを探ります。
もちろん、最終的に希望に沿えないこともありますが、
お客様が「ほしい」と思うものを作ろうと努力する
その過程がメーカーとしての蓄積にもなると思っています。
■図面も引くんですね。
そうなんです。会社が教室に通わせてくれたおかげで
技術が身に着きました。
わからないことがあれば、社員、パート社員とも
社歴の長い人が多いので、何でも相談できる関係です。
■受注窓口の仕事に必要なものは何でしょうか?
会社の窓口、代表という意識で、
自分から情報を取りに行く姿勢だと思います。
発注書には書かれていない、
その背景にあるものを察して、先回りして
不安要素を排除することで、
お客様が納得いくソファを納期通りに収められる。
■今後の目標は?
受注受付を担当して2年目。
もっといろいろなことに気配り、目配り
できるようになって貢献したいと思っています。
道具や機械を使わなくても、
ソファ作りに欠かせない受注受付という仕事。
もっといいソファをみんなで作りたい!
多くの人に届けたい!
というGRAVITAの思いを再確認することができました。