ソファまわりの色々な事柄について見聞きしたこと、

感じたことを綴ってまいります。

よろしくお付き合い下さい。

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　第50回テーマ　「　　生地管理　　」

GRAVITAが取り扱うすべてのファブリックは

天然素材にこだわったイタリア製。

生地管理の担当者は、

直近の動向、流行色などいろいろな要素を

併せて考えながら、

定番商品や季節ごとに発表される新作の発注を行います。
 

納品までは4～5ヵ月かかるので、

その間の在庫の動きを予測するのも重要な仕事。

1台のソファに必要な生地は

ウッドフレームで約７ｍ。3人用のはりぐるみで約11ｍ。

メーカーに糸がなくなって廃番になるなど

よほどのことがない限り、

何年前に販売した生地でも在庫を置いているので、

取り扱う全生地について

ソファカバーを作ることができる量を出来るだけ確保しながら、

新作もどんどん種を増やしている状態。

新しく建てた第2工場の生地保管庫も

すぐに満杯になってしまいそうな予感です。

生地の中には、仕入れてすぐではなく

どういう訳か半年後や1年後から急に

人気が出るものもあるので、

全国のショップを巡って

お客様の好みの動向を常に把握している

スタッフからの情報収集も欠かせません。

 

「お客様に満足していただけるソファ」

というものづくりには

欠かせない役目を担っているのです。

そしてもう一つ。

生地担当の大きな仕事が、

品質管理。

何カ月もの間、船底で波に揺られて

GRAVITAの工場にたどり着いた生地は、

汚れた包装を取り除き、きれいな状態で

完成したばかりの土足厳禁の第2工場へ運びます。
 

そして、毛足の長いものは

生地自体の重さで毛並がつぶれてしまわないよう、

吊るして保管するなど、それぞれに最適な方法で

お客様からのオーダーを待つのです。