木フレーム製造工場へ行ってきました②~木目~
こんにちは
前回の木フレーム製造工場でのAUTHENTICITYの木の話に引き続き、
今回は工場見学の際に聞いた「木目」についてお伝えします。
「木目」と言っても実はいろんな種類があるんです。
丸太を輪切りにすると輪になっていますよね。
いわゆる年輪です。
丸い輪になったものを切るのでその切り口が様々な模様になります。
その年輪の模様を「木目」というのですが、
丸太の切り方で模様が変わり、板目と柾目に分けられます。
板目とは中心からずらし切ることで山形や波形の模様が現れます。
柾目とは中心に向かって切ることで平行な模様となります。
前回ご紹介した、AUTHENTICITYソファは板目を使用しています。
そして、「杢」。
成長過程の様々な影響によって作り出される、独特の模様のことです。
美しい模様で、希少価値の高い板です。
ウォルナットには縮み杢、オークには虎斑などがあります。
実際にいくつか製品を見ましたが、波打つ模様が見る角度で表情が変わったり引き込まれる魅力がありました。
オークの虎斑について詳しくお話を聞きました。
丸太を輪切りにした際に中心に向かって伸びている髄線というものがあります。
柾目方向に切った時にこの髄線が模様となるのが虎斑です。
この虎斑は直角に切った時にしか現れない貴重なものです。
この、直角に切った材のことを正柾と言うのですが、正柾は木の繊維に
沿った切り方のため狂いが少なく優れた板材となります。
虎斑があると言うことはとても優れた板材という証拠なんですね。
木は自然のもの。
同じように見えますが同じ木目のものは無く、その違いが味となっているんですね。
今回様々な話を聞き、木の魅力を再確認しました。
是非、店頭に「木」を見にいらしてくださいね。